蓄熱する家 ㈱り・ぷらんにんぐの住宅ブランド「エコなinハウス」

【5つのB(ベスト)】を追求しております。

01断熱のベスト

 省エネルギー住宅の常識「断熱材を厚くする事。」これは潜在的に大きな問題があると思います。最近では外部に付加断熱と称して300ミリの外断熱をする物件もたまにみられます。もちろん断熱材を厚くすると、家の断熱性能は上がり省エネになりますが・・・問題点も多くあります。(300ミリ付加断熱などの場合)またいろいろな断熱材がありますが、それぞれの特性を考えてベストなセレクトを行います。

①建物構造体の外側に断熱をするため、躯体からビスなどで断熱材を支えます。柔らかい断熱材を硬いビスで建物構造体につなげますが、ビス自体が脆性的なので、地震などの揺れで外壁強度の問題があります。

②発泡プラスチック系やウレタン系断熱材は、製造時の炭化水素ガスが経年で空気に入れ替わり、断熱性能が落ちます。(IBEC資料参照)経年での性能低下の少ない断熱材を選ぶ必要があります。

家づくりの特徴
02換気のベストを考える

 2003年に「シックハウス対策に係る法令」が施行されてから住宅を24時間換気する事が義務つけられました。各社様々な方法で換気を行っておりますが、換気の原則を理解しないで、施工されているケースが目立ちます。
改めて換気の原則は・・・

①気密性のいい住宅で
②新鮮な空気を
③必要なところに供給し
④汚れたり、湿気った空気を発生するところから排出する。

 これが換気の原則で、「計画換気」とも言います。

①気密性のいい住宅

 高気密高断熱住宅という言葉ももはや当たり前の単語になっております。断熱は住宅の消費エネルギーを削減するために必要ですね。しかし気密について、ほとんどの建築業者さんに聞くとこのような答えが返ってきます。「壁の中で結露起こさないように、ビニールフィルムで気密(防湿)しているんだ!」この答えは間違いです。結露の原理をわかっていない業者といえます。結露は温度が低いと起きるので、ビニールフィルムを貼ったから結露を防止できません。勿論、ビニールフィルムで壁の中に水蒸気が侵入する事をある程度防ぐ事はできますが・・・(この話は長くなりますので、別な機会でお話します。)
気密の目的は「計画的な換気です。」壁に隙間があると、隙間から空気が出入りしてしまいます。「計画換気」では、キレイな空気を保つ為、機械的に必要量を換気します。建物の隙間をビニールフィルムで塞ぎ住宅を高気密の状態にして初めて「計画換気」ができます。

高気密=結露防止×ではなく
  高気密=「計画換気」のためである事を理解しましょう。

②新鮮な空気を

 各社工夫を凝らしてオリジナルな換気方法を施工しております。本来お客様の健康を考えて「シックハウス対策に係る法令」が施行されたのですが、あえて新鮮な空気を汚してから室内へ供給している例が多くみられます。何点か例をあげますと、

床下に新鮮空気を入れて、その空気を家の中に循環させる方法

 これは絶対に避けたい換気システムです。ホコリや科学物質は空気より比重が重いので低いところにたまります。住宅のなかで一番汚れて汚染されている空気が床下にあります。ある調査では、家の中のホコリ1gに約10万個の菌、約6万個のカビが確認されております。

床及び床下のホコリをあえて家中に撒き散らす
換気システムは勿論オススメできません!!
床下に新鮮空気を入れて、その空気を家の中に循環させる方法

2013年7月 花王株式会社での調査より抜粋

メンテナンスができないダクト管での空気供給

 換気システムもメンテナンスが必要です。空気を送り込むのにダクト管を使うのが当たり前になっておりますが、果たしてそれでいいのでしょうか?
 換気システムは、吸気と排気の給排気で成立します。吸気(新鮮空気)はこの様なホコリまみれの配管を通じてはいけません。

当社では、ダクトや床下の空気を室内に取り込む
システムは絶対に採用しません。
新鮮空気の取入口は常にメンテナンスができる
タイプを使用しております。

③必要なところ(クリーンゾーン)に供給し

 新鮮な空気が必要なところは、勿論人が呼吸しているところです。居室・寝室等長時間人がいる場所(クリーンゾーン)こそ新鮮な空気を送り込みたいのですが、家全体での換気量(シックハウス法をクリアするためだけ??)しか考えていない業者も多いのです。
住宅を気密化して、計画的(必要なところに必要な空気を送る)な換気を行っております。

④汚れたり、湿気った空気を発生するところ(ダーティゾーン)から排出する。

 家の中には、空気が汚れる部分(台所・トイレ等)や湿気の発生する場所(浴室・洗面等)があります。放置すると、匂いやカビの原因になります。ここに排気する設備を付け、発生した汚れた空気や湿気をすばやく排気しなければなりません。当社では(ダーティゾーン)の空気をしっかり排気できるように換気装置を付けております。

03構造のベスト

 住宅の構造のベストは「人が安全に生られる構造」です。言い換えれば「地震に強い住宅」です。ほぼ9割近い住宅の設計は、「仕様規定」という目安で設計されております。住宅の形や開口部などにより実際の住宅の耐震性は変わってきます。より安全な構造、地震に強い家を確認するため、当社では基礎や構造の構造計算を行い、耐震等級2以上(一般の住宅の1.25倍以上)の構造を標準としております。

家づくりの特徴

 また構造計算上では考慮されない外壁の強度にも着目しております。
付加断熱では外部と建物構造との接合にビスを使います。外壁を支える胴縁を断熱材と建物構造をつなぐのがビスです。ほとんどの住宅で通気層工法を採用しておりますので、外部のビスは冬では氷点下。確実に室内側の建物構造の中で結露しております。結露でビスのサビや強度劣化が考えられ、将来的に外部との接合が脆弱になることが予想されます。透湿性の良い建材を使い、通気層そのものをなくし、ビスの温度低下を避ける工法を採用しております。

家づくりの特徴 家づくりの特徴

図2 当社の外壁仕様

04エネルギーのベスト

 省エネルギーには、高断熱・高気密が必要ですが、当社の住宅ではPassive(パッシブ)な家造りを行っております。断熱・気密技術にプラス蓄熱する壁「エコナウォール」を標準仕様としております。(蓄熱する家の項目で詳しく説明)で従来の高断熱住宅に比べ平均で約4割の省エネルギーを実現。またただ省エネルギーだけではなく他社では実現できない、乾燥しづらく暖かさや性能が持続するサスティナブル(維持、持続可能)な家を造っております。

エネルギーのベスト
05メンテナンスのベスト

・超高耐久の塗壁が標準仕様です。将来劣化が起きるサイディングを使用しない事で、外壁のメンテナンスコストを抑える事ができます。
・付加断熱はしておりますが、断熱材及び塗り壁材は透湿性がありますので、従来型の住宅のサイディングなどの施工で必要な「通気層」を設けていないので、外壁の強度が強くなります。(図3参照)

メンテナンスのベスト
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